赤い振袖が着たかった。
2020年12月17日 16時48分
成人式のために振袖の見学に行ったのは、式より半年前でした。私の周りの中では少し遅めでした。
振袖を見るところには親子さんが群がっており、どの振袖にするかを相談して試着して決めたり、気に入らなかったら違うのをきたり。
私より早く来ていた人でも私より終わるのが遅かった人もいました。
私は、ずっと赤い振袖が着たい!と心の底から思っており、選ぶのも赤系や赤に白地の記事、
また大きい赤い花がある振袖ばかり選んでいましたが向こうのスタッフさんは首を傾げて「ん〜〜〜〜」と悩んでいました。
無言でスタッフさんが振袖を選び、満足そうな顔をして戻って来た手にあった振袖の色は、なんと黒。
普段浴衣も黒を好んで着ていたのでいつもと違うものを!!と決心していたのにもかかわらずスタッフさんは嬉しそうに、
「これが一番似合う顔!」と慣れた手つきで私に着付けを施しました。「ほら!やっぱり!」と、
鏡の前に立たされて「これでいいでしょ!ねえお母さん!一番よく似合ってるし!」と、振袖を着る本人をそっちのけにして二人で決めてしましました。
最初はガッカリしましたが、手続きが終え、後日写真の前撮りにまたまた訪問。もう一度着る。う〜〜ん、やっぱりどこかしっくりくる。
初めは嫌だったものが段々と好きになり、式が楽しみになっていました。さすがスタッフさんです。
褒められると悪い気はしません。着付けの前に髪の毛のセットをし、まずは振袖で写真撮影。もう本当にたくさん撮られました。
スタッフさん3名ほど、またカメラマンさんに褒めちぎられながらの撮影。
とても笑顔を催促され、顔の筋肉がカチカチになりました。
傘を持って見たり、マリを持って見たり、お箏の前でポーズをとって見たり・・・本当に色々な角度や、色々なポーズで撮ってくださいました。
最後はカラードレスを一着選んで写真撮影。これはサービスでした。カラードレスも、ピンクや水色、黄色など様々な色が用意されておりましたが、私は即決で赤。
これだけでもと赤を選択。母親との2ショットも撮ってもらい、終了。
ここからデータを選ぶのですが、写真のデータだけでも10万!高すぎる!と思って、お写真何枚かのデータをもらってこの日は終了。
後日届いた前撮りの写真、とてもとてもブサイクで落ち込みました…ここでダイエットを決意し、式までには!と3キロ落としてもう一度着付けへ。
髪の毛のセットも細かくこだわりがあったのに言い出せず納得いかないところもありました。
行きつけの美容師さんにやってもらえば良かったと後悔もしましたが、無事着付けが終わり、彼氏とともに会場へ。
振袖のせいで車に乗れないので、彼氏のご両親に助けてもらい乗り降りをして恥ずかしい思いをしたのを覚えてます。
色々不満もありましたが、結局は黒の振袖で大満足し、選んでくれたスタッフさんには感謝の言葉を後に伝えさせていただきました。